M-65フィールドジャケットはダサい?初心者向け「NG着こなし3つ」と劇的に変わる改善コーデ

ミリタリーアウターの代表格、M-65フィールドジャケット!米軍の傑作アウターであり、その機能美と完成されたデザインからタウンユースでも人気の高いアイテムです。
映画『Taxi driver』でロバート・デニーロが着用されていたり、ランボーでシルベスター・スタローンも着用されていた事として記憶がある方も多いのではないでしょうか?
しかしM-65フィールドジャケットは一歩間違えるとその無骨さから野暮ったくおじさんっぽい着こなしになってしまいます。
M-65を買ってみたは良いけど、、、
→ダサい
→おじさんっぽくなる
こんな悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?
でもコレ、NGな着こなしを避けるだけで解決出来るんです!
そんな着こなし術を元読モデル&ジーンズソムリエの私が、失敗例3つと、成功例を徹底解説します!!
身長170cm体重68kgなので中肉中背です。
よって日本人が再現しやすいと思いますのでぜひ試して下さい!
まずNGを把握!初心者が避けるべきMA-1の着こなし3選
M-65フィールドジャケットがダサくなる、おじさんっぽくなるNGな着こなしは主に3つあります。
- パンツがオーバーサイズ
- アースカラーと合わせる(ベージュ、ブラウン、カーキ等)
- 軍物のパンツを合わせる
以上が主な理由です。それぞれ写真付きで詳しく見てみましょう。
1.オーバーサイズのパンツを合わせる
まずは写真をご覧下さい↓

ご覧の通り、少しだらしない印象のコーデになっています。
M-65フィールドジャケットは、ライナーの装着を前提にやや大きめに設計されています。
ライナーとはこちら↓

ライナーとはM-65に取り付ける事で寒い時は保温性を高め、暑い時はライナーを外して温度調節ができる脱着可能な裏地の事です。これを取り付けられるように大きめに作られています。
ココにオーバーサイズのパンツを合わせてしまうと上下ダボダボな印象となり締まりがなくなり野暮ったくなります。
シルエットも大きめであり、ハーフコートのように着る事も可能ですが、やや上級者のテクニックになる為初心者は手を出さない方が無難です。
改善するとすればダボダボ=カジュアルになり過ぎるので、ハットを被ることで足元のローファーと相まってキレイめ方向に寄せオーバーサイズ感をあえてやっているように見せることができます。↓

2.アースカラーと合わせる(ベージュ、ブラウン、カーキ等)
まずは画像をご覧下さい↓

M-65フィールドジャケットはアースカラーと言う色味に分類されます。ここにパンツもアースカラーを合わせると一見、統一感があって良いように感じますが、アースカラー同士を合わせると土臭い印象となりおじさん感溢れるコーデとなってしまいます。
改善するならインナーに明るい色味を入れつつも派手にならないように、かつアメカジの雰囲気を損なわないよう水色のシャンブレーシャツを着ると全体的にまとめることができます。

3.軍物のパンツを合わせる
まずは写真をご覧下さい↓

M-65フィールドジャケットは軍物の洋服であり、ここに軍物のパンツを合わせると軍のコスプレ感が出てしまいます。
また、軍物も基本的にはアースカラーとなり、2で述べたアースカラー同士の合わせとなり、おじさん感が出てしまい垢抜け感が出しにくくなります。
あえて軍と軍で合わせてその他でハズすというテクニックもありますが、初心者は避けるべき着こなしとなります。あえての軍×軍で合わせたコーデはこちら↓

いっその事インナーも軍物のA-2フライトジャケットをチョイスして軍軍軍コーデ!全体野暮ったい色味なので首元にはバンダナを巻いて遊びとハズシを入れるこんなコーデもアリ。
それではこれらを踏まえてM-65フィールドジャケットの垢抜けコーデを次章で解説します!
MA-1を使った垢抜けコーデ3選
それではNGを踏まえてMA-1を使った垢抜けコーデを3つ解説します。
↓垢抜けコーデ例①水色✕M-65コーデ!↓

◎着用アイテム
M-65→US.ARMY 3rd model
ハット→stetson
シャツ→USED
ベスト→USED
パンツ→Lee 60svintage
靴→レッドウィング90s PT91
全体的に淡いブルーでまとめたコーディネート。
パンツのブルー、ベストのブルー、インナーのブルー、ココにM-65フィールドジャケットをON。
このままだとデニムとM-65とエンジニアブーツの印象が強く、無骨さが強すぎる為、ハットとベストでドレス感をプラスして完成。
↓垢抜けコーデ例②渋さ光る大人M-65コーデ↓

◎着用アイテム
ハット→stetson
M-65→US.ARMY 3rd model
シャツ→白ワークシャツ
ベスト→ビーチクロスベスト
靴→alden タッセルローファー
あれ?パンツがアースカラーじゃん!
と思われた方。その通りです。しかしアースカラーでもスラックスで上品な素材感とシルエットの物をチョイスしている為、野暮ったさは軽減されます。
しかしながら上下アースカラーで全体的に暗い色味になる為、インナーのシャツを覗かせて明るさをプラス。ベストとハットとローファーでドレス感をプラスして渋さのある大人M-65コーデの完成です。
↓垢抜けコーデ例③簡単!!M-65✕デニムセットアップ↓

◎着用アイテム
キャップ→USED
8ozデニムジャケット→Buko work clothing 購入はこちら
8oz デニムパンツ→Buko work clothing 購入はこちら
靴→alden タッセルローファー
デニムonデニムのセットアップを合わせた王道コーデです!
正直このコーデが何も考えず1番合わせやすいかと思います。極端に太い、細いパンツや丈が長すぎるデニムジャケットなどでなければ基本的には合います!
ただ、もう少し色味が欲しいのでM-65の色と反対色となる赤いキャップを差し色として活用。
定番ながら遊びを効かせたスタイルを演出しました!
まとめ
◎いかがでしたか?今回のNG例をまとめると↓
1.パンツの太さに注意する
→だらしなくダサいを回避!!
2.アースカラー同士に注意する
→野暮ったくおじさんっぽいを回避!!
3.軍×軍にならないようにする
→軍のコスプレ回避!
この3つを避けるだけで、M-65フィールドジャケットの着こなしは劇的に変わります。
また、王道の「M-65×デニム×デニム」コーデは、差し色のキャップやハット、バンダナを一つ加えるだけで、定番ながらも「遊び心」のあるスタイルへと昇華します。
ファッションに正解はありませんが、「失敗の法則」は存在します。この法則を避けながらあなたも今日からM-65フィールドジャケットで差がつく大人のアメカジを楽しんでください!
